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[調印式]2016.12.29

純粋にリベンジだけを考える内山高志

純粋にリベンジがしたい
 大晦日に開催されるダブル世界戦の調印式が29日、都内のホテルで行われた。リベンジのリングに上がるWBA世界スーパーフェザー級の前スーパーチャンピオンの内山高志(37=ワタナベ)と現チャンピオンのジェスレル・コラレス(パナマ)からは、緊張感が伝わってきた。一方、WBA世界ライトフライ級タイトルマッチで拳を交えるチャンピオン、田口良一(30=ワタナベ)と同級3位のカルロス・カニサレス(23=ベネズエラ)は、ともにリラックスした様子だった。
 試合の模様は当日夜9時半から東京テレビ系列で全国放送される。
最後に手が挙がっているのは自分
 調印後のグローブチェックで黒色を選択した内山。「前回は思った以上に相手にスピードがあり、ガードの隙を突かれたのでカウンターに気をつけたい。スピードは向こうの方が上なのは自覚しているのでその長所をどう潰すか。精神的なところとパンチ力は上回っているのでそこを発揮したい。序盤が鍵になる」と冷静に分析。「ワクワクとは違う気持ち。それよりもリベンジしたい気持ちがすごく強い。負けてから気持ちを見つめ直したのは初めての経験。負けてから充実した日々と練習を過ごしてきた」と苦汁を舐めた相手に雪辱すると誓った。
モチベーションは高い
 これが初防衛戦となるコラレスも黒色のグローブをを選択。「お集まりいただきましてありがとうございます。前回よりメンタル面が強くなってポジティブになった。試合が楽しみ。ぜひ勝者となりたい」とリラックスした表情で意気込みを語った。
良い状態でリングに上がれそう
 青色のグローブを選んだ田口は「早く試合をしてゆっくりしたい。相手は静かな感じでオーラがある。スタミナはあると思った方が良い。お客さんを盛り上げて強いと思われる試合をしたい」と静かに闘志を燃やした。
必ず勝つ
 赤色のグローブを選択したカニサレス「日本に来られて大変感謝している。ベネズエラで十分な練習をしてきた。当日はスペクタルな試合を見せれると思う。田口はしっかりとした強い選手。私も強いので日本のファンが楽しめる試合をしていきたい」とベルトはベネズエラに持ち帰ると宣言した。
役者が揃った