[前日計量]2016.12.29
八重樫東は笑顔でFACEOFF
IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ
3階級制覇の実績を持つIBF世界ライトフライ級王者の八重樫東(33=大橋)と、挑戦者でIBF世界ミニマム級8位にランクされるサマートレック・ゴーキャットジム(32=タイ)の公式計量が29日午後、都内で行われた。両者は30日、東京・有明コロシアムで拳を交える。
八重樫東(大橋)
これが2度目の防衛戦となる八重樫と、2度目の世界挑戦となるサマートレックともライトフライ級リミットを200グラム下回る48.7キロでパス。無表情だった王者とは対照的にサマートレックは笑みを浮かべるなどリラックスした様子だった。肩を痛めていたため5月以来のリングとなる八重樫は「計量が済んでホッとした。ただ、(IBFは)当日計量もあるので明日をピークに持って行きたい。どんな展開になるか分からないが、一生懸命頑張る姿を見てほしい」と話した。
サマートレック(タイ)
サマートレックは「あしたは頑張るので応援して」とファンにメッセージを残した。八重樫有利の声が多いが、はたして今回も激闘になるのか、それとも王者がスピードを生かした出入りのボクシングで圧倒するのか。ゴングまで30時間を切った。
有明コロシアムで対決
このカードは挑戦者の母国タイでも注目されている。日本の取材陣が、八重樫の大学の先輩で大晦日にリベンジマッチに挑む内山高志(ワタナベ)の調印式のために移動を始めると、空かさずタイの取材陣がチャンピオンとサマートレックに接近。両選手は要望どおりフェイスオフの撮影に応じた。
さあ、いよいよ年末世界戦の幕開け!