[メキシコ情報]2016.12.20
フエンテス「問題なく勝てる」
写真は田中恒成の前戦
12月31日に岐阜市で田中恒成(21=畑中)と空位のWBO世界ライトフライ級王座を争う同級1位モイセス・フエンテス(31=メキシコ)が、「田中は力強くてスキルのある選手だが、こちらも順調に調整が進んでいるので彼には問題なく勝てると思う」と自信をみせている。
フエンテスは11年にWBO世界ミニマム級王座を獲得し、13年9月にはライトフライ級のWBO暫定王座を手に入れて2階級制覇を成し遂げた。しかし、14年5月には一度引き分けている正王者ドニー・ニエテス(比)に9回KO負けを喫し、無冠に戻った。以後はオズワルド・ノボア(メキシコ)、フランシスコ・ロドリゲス(メキシコ)らを相手に5連勝(3KO)をマークしている。戦績は27戦24勝(13KO)2敗1分。大晦日に戴冠を果たせば3度目の世界王座獲となる。そのフエンテスは来日を前にメキシコのメディアの取材に応じ「16日には12ラウンドのスパーリングをしてスタミナにも不安がないことが証明された。試合間隔が空いているが(前戦は4月)、120ラウンドのスパーリングをこなしてきたので実戦で戸惑うことはないと思う。ここまでは順調に調整が進んでいる」と話した。7戦全勝(4KO)の前WBOミニマム級王者の田中については「彼のことは十分に研究してきた。田中は力強くてスキルもある選手だが、私の方がすべてで上回っている。公平な採点をしてくれれば敵地であっても問題はなく勝てるだろう」と、3度目の戴冠に自信をみせている。