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[公開練習]2016.12.17

八重樫東の怪我は完治!躍動感見せる

今年の打ち納めは有明コロシアム
 30日の東京・有明コロシアムで開催されるダブル世界戦、「BOXING FES 2016」で2度目の防衛戦を行うIBF世界ライトフライ級正規王者の八重樫東(33=大橋)が17日、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。この日、八重樫の公開スパーの相手を務めたのはWBO世界ライトフライ級3位で同門の原隆二。ノンタイトル戦だが、原も来年につなぐ大切な一戦を30日に控えている。公開スパーだが、ちょっと力が入ってしまった。
タレントとしても始動
 会見の冒頭、八重樫は女性タレントが多数在籍する芸能事務所「プラチナムプロダクション」とマネージメント契約を結んだことを発表し、テレビやイベントなどリング外でも積極的に活動していきたいと話した。なお、同プロダクションの現役ボクサーとの契約は今回が初。
体調は万全!
 試合への質問に移ると八重樫は、まずは痛めていた左肩は完治したと話し、「ここまでの練習はスピードとパワーに頼ることなくバランスを考えてやってきた。7ヵ月の試合間隔が空いてしまったが、しっかりと気持を作れ、怪我もなくコンディションは良い」と自信を示した。
安定感を発揮したい
 挑戦者のIBF世界ミニマム級8位サマートレック・ゴーキャットジム(32=タイ)は日本人との対戦も多く、2年前には井上弥(大橋)が当時保持していたWBC世界ライトフライ級王座にも挑戦した経験を持つ。この相手に対し八重樫は、「尚弥の試合を見る限り好戦的かつタフな相手。厳しい試合になると思う」と警戒しつつ、「打ち合うにしろ今回は安定感を出していきたい。年末は多くの世界戦が組まれているが、その中でも素敵な試合だったと言われるように頑張りたい」と意気込んだ。
原とはマジの殴り合い
 練習では同門の原隆二と2ラウンドのスパーリングを行い、初回はスピードと距離を意識していた八重樫だったが、原がペースを上げると本格的な打ち合いに発展。ラストは互いに倒しにかかるほどの殴り合いとなり、終了後は大橋秀行会長から「何やってんだよ!」と心配される場面もあった。
躍動感が戻った八重樫
松本好二トレーナーとのミット打ちでも軽いフットワークから左ボディ、右ストレートと強烈なブローを連発し好調ぶりをアピール。防衛戦までの残り2週間を「気を抜かずにしっかりと準備したい」と気を引き締めた。