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[公開練習]2016.12.9

オール女子戦の主役は誰?

DANGAN LADIES vol.3
 13日の後楽園ホールで開催される女子イベント「DanganLadies Vol.3」に出場するWBA女子世界ライトミニマム級チャンピオン古川夢乃歌(22)、世界王座返り咲きを目指す宮尾綾香(33)、そしてプロ3戦目でOPBF東洋太平洋王座に挑戦するチャオズ箕輪(29)の3選手が所属先の東京・ワタナベジムで練習を公開した。
古川夢乃歌(ワタナベ)
 練習前に会見を行った3人は、それぞれ現在の心境と4日後の決戦に向け意気込みを語った。
 トータルで8キロ減量するチャンピオンの古川夢乃歌は「コンディションはとてもバッチリ。あと1キロです。不安や緊張はない」と静かに語ると「距離感をつめたい。岩川美花(高砂)さんは離れたがるので、詰める練習をしている」と初防衛戦対策を少しだけ明かした。同門で、かつては古川のベルトを巻いていた宮尾綾香と会見の席で横並びになると「パンチは当たらないし、プレスをかけると返されるし、いい勉強になった」とスパーで拳を交えた時のエピソードを明かした。チャンピオンとしての自覚を問われると「ラーメンは減らした」とおどけてみせた。
宮尾綾香(ワタナベ)
 「あのベルトはもう狙えないな、と複雑な心境にもなりましたね。でも、今は長く守ってほしいと思います」と現チャンピオンの古川と笑顔でアイコンタクトをとった宮尾綾香は10年越しのリベンジのチャンスに「今回返さなかったらいつ返すのか。熨斗をつけてお返ししたい」とWBO女子世界アトム級チャンピオンで、宮尾から勝ち星を挙げている池山直(フュチュール)への挑戦を心待ちにした。
チャオズ箕輪 vs 古川夢乃歌 スパー
 プロ3戦目が初タイトル戦となったチャオズ箕輪は「10本とる予定のベルトのひとつ。世界9階級制覇と今回の東洋太平洋のベルトで10本です」と言い切った。トップアマ出身だけあって、本気とも冗談とも見当がつかないが「倒すことを意識して、でも、意識し過ぎずに。自分の生命線はジャブなので、ジャブで最初から自分のペースでボクシングをしたい」と抱負を語った。
チャオズ箕輪と宮尾綾香