ボクシングモバイルニュース
[ニュース]2010.12.12

海外の試合結果③

マレスはダルチニャンを破る
 ペレス対アグベコと同一カードで行われたビック・ダルチニャン(アルメニア/豪)対アブネル・マレス(メキシコ)のWBCシルバー・バンタム級王座決定戦は、マレスが2対1の判定勝ちを収めた。前半はダルチニャンのペースだった。2回に左構えからの左ストレートでダウンを奪い、4回には相手にローブローで減点が科されるなどして貯金を増やしていった。
 初回にバッティングで左目上をカットして顔面を朱に染めたマレスは中盤から猛反撃。元2階級制覇王者を攻め立て、7回には相手がバランスを崩したところでダウンも奪い返した。終盤も臆することなく立ち向かったマレスは、115対112、115対111で二者から支持された。もうひとりは115対111でダルチニャンを支持。
 22戦21勝(13KO)1分のマレスは来春、「バンタム級トーナメント」の決勝でジョセフ・アグベコ(ガーナ)と拳を交える。39戦35勝(27KO)3敗1分となったダルチニャンは“3位決定戦"でペレスと対戦する予定。

ミハレスが返り咲き
 日本でもお馴染みのクリスチャン・ミハレス(メキシコ)がIBFでスーパーフライ級王座返り咲きを果たした。11日、メキシコのトレオンで王者アルベルト・ロサス(メキシコ)に挑んだミハレスは115対113、116対113、117対113の小差ながら3-0の12回判定勝ちを収めたもの。
 元WBC、WBA王者のミハレスは08年から09年にかけて世界戦で3連敗を喫するなど低迷した時期があったが、これで5連勝(3KO)をマーク。戦績を49戦41勝(18KO)6敗2分とした。
 一方、今年7月にシンピウェ・ノンガイ(南ア)を6回TKOに下して王座を獲得していたロサスは初防衛に失敗。戦績は38戦32勝(26KO)6敗。