[月間賞]2016.11.13
10月度月間賞受賞式
左:谷口 中央:石本 右:久我
13日に後楽園ホールで開催された「第73回東日本新人王決勝戦」のリング上で10月度月間賞の表彰式が行われた。最優秀選手賞の日本スーパーバンタム級王者の石本康隆(35=帝拳)、敢闘賞の日本スーパーバンタム級1位の久我勇作(26=ワタナベ)、新鋭賞の日本ミニマム級8位の谷口将隆(22=ワタナベ)が日本
プロボクシング協会より表彰され喜びを語った。
谷口は初の後楽園ホールでの試合で受賞
プロ5戦目でIBF世界ミニマム級13位のデクスター・アリメント(20=フィリピン)から左ストレートでダウンを奪い判定勝ち。日本ランク入りを決めた谷口は「賞に選ばれると思っていなかったのでめっちゃうれしいです。今回、日本ランカーになったので今後は日本ランカーと戦って一戦一戦勝っていき、チャンピオンになりたい」と今後の抱負を語った。
石本へのリベンジに燃える
最強後楽園で同級1位のジョナタン・バァト(36=カシミ)を相手に右ボディで鮮やかなノックアウト勝ちをした久我は「王者でもない僕がこのような賞をいただいて非常にうれしく思います」とコメント。2014年12月の王座決定戦で石本に僅差の判定負けを喫した久我は「前回の試合が挑戦者決定戦なので次はリング上にいる石本チャンピオンとやることになると思う。1年前の借りをしっかり返すので応援よろしくお願いします」と因縁の相手に宣戦布告。2度目となる来年の対決に闘志を燃やした。
3年ぶり2度目のMVP受賞の石本
MVPは10月1日に同級8位の古橋岳也(川崎新田)を最終10回にTKOで下し2度目の防衛に成功した石本が獲得。「何を言おうか色々考えていたのですが、次戦はチャンピオンカーニバルで久我選手と対戦する予定。良い試合をするので大きな声援をよろしくお願いします」と口にした。また「僕も2005年に新人王に出たのですが途中で負けました。でも、それから粘りに粘ってチャンピオンになることができた。今日勝った選手はもちろん、負けた選手もまだまだ可能性があります。僕も35歳になったけどまだまだ頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」と本日出場した選手にエールを送った。