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[三賞試合後談話]2016.11.6

12階級で白熱した熱戦

白熱した12試合
 大阪市内のエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第二競技場)で6日、新人王西軍代表決定戦が行われた。中部と西部の代表を西日本新人王が迎える形となった代表戦は白熱した打ち合いが12階級で行われ、それぞれの代表が決まった。
全日本新人王は12月23日(金)後楽園ホールで予定されている。
MVPの矢吹政道(薬師寺)
 三賞のMVPはフライ級の矢吹政道(薬師寺)が獲得。試合は開始早々、矢吹が猛然と前に出て右を振るうところからスタート。那須もジャブから組み立てようとするが矢吹の勢いを止められず右をもらいダウン。立ち上がった那須だが、ダメージは深く再開後またも右をもらった那須が2度目のダウン。レフェリーが試合を止めると同時に那須陣営からタオルが飛んだ。
 MVPを獲得した矢吹は「嬉しいです。もちろん東京でも勝って全日本獲ります」と落ち着いた様子で語った。
技能賞の小田翔夢(琉球)
 技能賞を獲得したのはライト級の小田翔夢(琉球)。試合は強打の小田が徐々にプレスを強め右をヒット、高橋がダウン。立ち上がった高橋に今度は左フックを決めた小田がそのままTKO勝利を掴んだ。
 技能賞獲得後小田は「嬉しいです、今まで通り頑張って東京でも賞が獲れるように頑張ります。応援よろしくお願いします」と笑顔で語った。
敢闘賞の藤本耕太(江見)
 敢闘賞はスーパーフライ級の藤本耕太(江見)が獲得。試合は序盤、スピードのある両者がジャブの差し合い。先に前に出たのは藤本、ジャブから踏み込んで左フックを狙う。村上はワンツーを主体に前に出る。すると2ラウンド、藤本の右がジャストミート、村上はリングに後頭部を打ち付けるダウン。ダメージが深いと判断したレフェリーがカウントせず試合を止めた。
 敢闘賞受賞後、藤本は「技能賞が本当は欲しかったです。でも嬉しいです。後楽園でも今日のような試合ができるように頑張ります。また、応援よろしくお願いします」と汗を拭った。
全日本新人王戦は12月23日後楽園ホール