[前日計量]2016.11.5
パッキャオ、ドネア、大沢パス
大沢宏晋(ロマンサジャパン)右
マニー・パッキャオ(37=比)がジェシー・バルガス(27=米)に挑むウェルター級戦をメインとするWBOの4大世界戦が5日(日本時間6日)、米国ネバダ州ラスベガスのトーマス&マックセンターで行われる。両選手に加え前座に出場するスーパーバンタム級王者ノニト・ドネア(33=比/米)、フェザー級王座に挑戦する大沢宏晋(31=ロマンサジャパン)らが4日、計量に臨んだ。
※バルガス対パッキャオ、オスカル・バルデス(メキシコ)対大沢、ドネア対ジェシー・マグダレノ(米)は6日(日)午前11時からWOWOWプライムで放送。ゲストはWBC世界スーパーバンタム級王者の長谷川穂積(真正)。
※バルガス対パッキャオ、オスカル・バルデス(メキシコ)対大沢、ドネア対ジェシー・マグダレノ(米)は6日(日)午前11時からWOWOWプライムで放送。ゲストはWBC世界スーパーバンタム級王者の長谷川穂積(真正)。
マニー・パッキャオ
フィリピンの上院議員になって初の試合となるパッキャオは147ポンド(約66.6キロ)のウェルター級リミットを大きく割り込む144.8ポンド(約65.6キロ)で難なくパス。一方、3月の戴冠後、これが初防衛戦となるバルガスは146.5ポンド(約66.4キロ)だった。戦績はバルガスが28戦27勝(10KO)1敗、パッキャオは66戦58勝(38KO)6敗2分。6階級制覇の実績を持つパッキャオが勝てばウェルター級では3度目の戴冠となる。
オスカル・バルデスvs大沢宏晋
セミで行われるフェザー級タイトルマッチは、初防衛を狙うオスカル・バルデス(メキシコ)、初挑戦の大沢とも125.2ポンド(約56.8キロ)だった。また、5階級制覇の実績を持つドネアは121.8ポンド(約55.2キロ)、挑戦者のジェシー・マグダレノ(米)は121.2ポンド(約54.9キロ)と軽めだった。さらにペイ・パー・ビュー(PPV)の第1試合ではゾウ・シミン(中国)対クワンピチット・ワンソンチャイジム(タイ)のフライ級王座決定戦が行われるが、こちらはゾウが111ポンド(約50.3キロ)、クワンピチットが111.3ポンド(約50.4キロ)だった。今回は4つの世界戦に5人のアジア人が出場する画期的なイベントでもある。どんな歴史が刻まれるのか要注目だ。
大沢宏晋(ロマンサジャパン)
計量を125.2ポンド(約56.8kg)でパスした大沢は「特別感はそんなに感じてないですね。強いて言えば計量が日本とこんなに違い盛り上がるにかなと思いました。ここまで本当に早かった。静かに闘志を燃やし明日に全てを出し切り良い形で終われるよう頑張ります。明日が楽しみです」と元気なコメントを残した。