[世界戦発表会見]2016.10.31
大晦日、田中は過去最強の相手と
2階級制覇を狙う
名古屋市内のCBCテレビ特設会場で31日、前WBO世界ミニマム級王者で同級2位の田中恒成(21=畑中)の次戦発表会見が行われた。田中の次戦は大晦日、岐阜メモリアルセンターで愛ドームでWBO世界ライトフライ級王座決定戦となった。対戦相手は同級1位のモイセス・フエンテス(31=メキシコ)戦績は27戦24勝(13KO)2敗1分。田中は「しっかり獲る」と2階級制覇に意欲を燃やした。
畑中清詞会長
会見の冒頭、畑中清詞会長は「ハロウィンなのになんの仕込みもしていません、すいません。ようやく恒成の次戦が決まりました。相手は元WBO世界ミニマム級チャンピオンで暫定ですがライトフライ級でもチャンピオンになっているモイセス・フエンテスです。間違いなく今までの恒成の相手としては1番の強敵です。接戦になるとは思いますが、最後には恒成の手が上がっているでしょう。恒成とは5階級を狙っているのでこんなところではつまづけないですからね」と元気に発表した。
田中恒成(21)
続いて田中は「去年の大晦日に言っていた今年中の2階級制覇のチャンスがギリギリですけど回ってきたので、しっかりと勝ってチャンピオンになりたいと思います」と挨拶。「たくさん練習できていますが、今日から試合に向けてスタートしたいと思います。フエンテス選手は今までの戦ってきた相手よりはレベルが一段上がるので、ここでしっかりと勝って、この階級には日本人の王者もいるのし、統一戦も視野に入れています」と意気込みを語った。
田中斉トレーナー
父親の田中斉トレーナーは「前回の試合が終わりまして、故障してるところもありましたが、今は順調に回復して稽古に励んでいます。フエンテス選手はパワーがあって柔軟性もある過去最強の相手と思いますね。本人も言っていましたが、パワーの選手にパワーで対抗し、ディフェンスを強化してるので打たれないで打つ理想的なボクシングを披露できたら良い」と語った。
田中陣営