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[非公開スパーリング]2016.10.23

都内の繁華街で現役王者同士が激突!

人気選手同士のスパーリング
 18日、都内の角海老宝石ジムで日本スーパーライト級王者の岡田博喜(26=角海老宝石)と東洋太平洋スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪(25=伴流)が2階級差のスパーリングを敢行。山手線の繁華街にある同ジムは、外から見学ができるとあって道行く人が足を止め、迫力の練習風景を見守った。
東京・大塚駅近くの角海老宝石ジム
 6ラウンドで行われた両者のスパーリングは今回が初。11月1日に6度目の防衛戦を予定している岡田が鋭い左ジャブを突き前半のペースを掌握すると、本格練習に入ったばかりでまだ体が重い伊藤も、後半は持ち前のスピードで岡田に襲いかかり、得意の右ストレートを何発かヒット。見応え十分なスパーリングは、気がつけばあっという間に23分が過ぎていた。
次も良い内容で決めます!
 これから調子を上げていくという全勝王者(13戦10KO)の岡田は、2週間後のV6戦で同級8位の細川バレンタイン(35=宮田)を挑戦者に迎える。「まだまだ前の手(ジャブ)だけで、後ろに繋げていない」と今日の出来に不満の色をにじませた岡田だが、良い練習は出来ているとし準備に抜かりはない模様。バレンタイン戦に向けて「次をクリアすればステップアップも視野に入れているので良い内容、完封もしくはKOを狙います。もちろん足下をすくわれないように気を引き締めて臨みます」と意気込んだ。
次は日本人選手と戦いたい
 一方、12月に3度目の防衛戦を予定し、来月から1ヶ月間にわたり米国ロサンゼルスで合宿を行うと明かした伊藤は、「さすがに岡田選手の左は速かった。集中しても何発かもらってしまいました」と岡田の的確なストレートジャブに脱帽。それでも「最後まで出来たし、ロスに行く前ならこんなもんですよ。良い勉強になったし、これで本格モードにスイッチが入りました」と収穫を得ていた。