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[試合後談話]2016.10.9

広島はカープだけでなく拳闘も熱い!

地元の期待を背負って板垣が魅せた
 9日(日)の広島・NTTクレドホールで開催された「SANEI FIGHT PROBOXING AUTUMN SERIES」のメインイベントは、50.0kg契約8回戦、日本ライトフライ級5位板垣幸司(33=広島三栄)がOPBFライトフライ級7位マイケル・ランデロ(30=フィリピン)を迎えて再起戦を行った。
試合終了後、勝利を確信
 序盤、ランデロの左右のフックにヒヤリとさせられる場面もあった板垣だったが、ジャブを突きながらアウトボクシングを展開。着々とポイントを稼ぐと中盤は左ボディを決めてランデロの動きを止めた。ペースを握られたランデロは打撃戦に持ち込むべく強引に前に出たが、板垣は真っ向から迎え撃つとここでも打ち勝った。板垣が3~4ポイント差を付け、4月に世界ランカー(レイ・ロリト=フィリピン)に敗れて以来となる再起戦を勝利で飾った。
広島には板垣がいるぞ!
 5ラウンドに右拳を痛めた板垣は患部を冷やしながら会見に応じた。「接近すると向こうに分があると思ったので、4ラウンドまではヒット&アウェーでいき、途中から左アッパーを出していく作戦だった。前回の試合で右肩を痛めたのでその間、左を中心に練習したのが功を奏した。相手は調整ミスで体調が 良くなかったのではないか」と冷静に試合を分析。昨年12月に京都で行われたタイトル戦(堀川謙一対拳四朗)を観戦したという板垣は「拳四朗選手はフィジカル、テクニック全てがすごい。自分より年下だけど選手として尊敬している。強い選手だが機会があるなら戦ってみたい」と意気込みを語った。