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[発表会見]2016.10.4

パッキャオのアンダーカードに登場

チーム大沢
 大阪府松原市のロマンサ雅ジムで4日、WBOアジア・フェザー級王者の大沢宏晋(31)の世界戦発表会見が行われた。大沢の世界戦は11月5日(土)、米国ラスベガスのトーマス&マックセンターで開催される6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(比)の復帰戦のアンダーカード、WBO世界フェザー級王者のオスカル・バルデス(メキシコ)の初防衛戦にセットされた。ビックチャンスが訪れた大沢は「ギャンブルの街なのでしっかりギャンブルしてきます」と意気込んだ。
田中雅晴会長
 会見の冒頭、田中雅晴会長は「11月5日にラスベガスでWBO世界フェザー級王者のオスカル・バルデスに挑戦することが決まりましたので改めて会見を開くことになりました」と挨拶した。
中央:大沢宏晋(31)
 大沢は「決まるときはこんな感じなんやなと思いましたね。世界中のボクサーが憧れる場所に自分も立てると思うと、とても幸せに思います」と試合決定時の感想を語った。王者の有利が伝えられても「下馬評は記者さんとか周りが決めることですから気にはしていないです。今までもたくさん不利な試合をひっくり返してきたので気にしてないです」と意に介さない様子。「ギャンブルの街なのでしっかりボクシングでギャンブルして勝って帰ってきたいと思います」と不敵な笑みを浮かべた。
中島利光マネージャー
 大沢を指導する中島利光マネージャーは「前王者のワシル・ロマチェンコ選手やったら挑戦しても記念挑戦やったんですけど、今回のバルデス選手は今までも一線級の選手と試合をしていませんし、チャンスはあると思います。大沢がどれだけ腹を据えて相手のファーストパンチに対して、ショートのパンチを勇気を持って当てられるのか、この一点にかかっていると思います。もちろん、大沢のジャブも大事ですが、ジャブでしのごうと思ったら良いことはないと思う」と分析した。
 中島利光マネージャーは4階級制覇王者のファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)のトレーナー、イグナシオ・ベリスタイン氏に師事しメキシコで長くトレーナー修行をしてきたことで知られている。