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[発表会見]2016.10.4

東洋太平洋4階級揃い踏み

東洋太平洋4階級タイトルマッチ
 大阪市内のホテルで4日、真正ジムと井岡ジムが共同で11月11日(金)、東洋太平洋4階級タイトル戦を神戸市中央区体育館で開催することを発表した。出場選手は東洋太平洋スーパーバンタム級王者の久保隼(25=真正)、バンタム級王者の山本隆寛(26=井岡)、ライト級王者の中谷正義(27=井岡)の3名がそれぞれ防衛戦。そして同日、東洋太平洋ミニマム級王座決定戦に臨む同級2位の山中竜也(21=真正)、さらに山本隆寛の対戦相手のマーク・ジョン・ヤップ(六島)、枝川孝六島ジム会長、真正ジム山下正人会長と井岡ジム井岡一法会長、井岡弘樹協会長が揃って会見に姿を現し意気込みを語った。
真正ジム山下正人会長
 会見の冒頭、代表としてマイクを握った真正ジムの山下正人会長は「東洋太平洋という素晴らしいタイトルの王者が3人関西にいますし、井岡ジムの井岡一法会長にもご協力してもらって4大タイトルマッチと銘打ってやらせていただくことになりました。皆様の応援よろしくお願いいたします」と挨拶した。
スーパーバンタム級王者の久保隼(真正)
 メインイベントは2度目の防衛戦を同級7位のイム・ジヌク(韓国)を迎えることが決まった久保。「前回、初防衛では会長と練習してきたことが出せなかったので今回はしっかりと練習したことを出したいと思います。新たに試していることもあるのでそれも出せたらと思っています」と意気込みを語った。
ライト級王者の中谷正義(井岡)
 セミファイナルで実に6度目の防衛戦で同級11位のアラン・タニャダ(比)を迎える中谷は「この試合にしっかり勝って世界につながる内容をみせたいです」と挨拶。「先のことを考えると足元をすくわれるので、しっかり次の試合に向けて練習したい」と落ち着いた様子で語った。この試合どのように戦うか質問されると「ナイショです(笑)」と集まった報道陣を笑わる余裕も見せた。
山本とヤップ
 第4試合で六島ジムの東洋太平洋バンタム級3位マーク・ジョン・ヤップを迎えることが発表された同級王者の山本は「ボクシングの醍醐味はやっぱりKOですから。きっちりとKOで試合を盛り上げられたらと思います」とKO宣言。対して、唯一対戦相手で会見に同席したヤップは「うちの(ストロング)小林が昨年4度倒されて負けている、とても可哀想だった。私は山本チャンピオンを5度倒してKO勝利する」と目の色を変えた。
右:山中竜也(真正)
 第3試合で初のタイトル挑戦として同級1位メルリト・サビーリョ(比)と拳を交えることが決まった山中は「(WBC世界スーパーバンタム級王者の)長谷川(穂積)さんや、(IBF世界女子ミニフライ級王者の)多田(悦子)さん、(東洋太平洋スーパーバンタム級王者の)久保(隼)さんに続けるようにしっかり練習してチャンピオンになりたいと思います。あと、小さい頃からお世話になっている江藤(会長代行)さんにベルトをプレゼント出来るように頑張ります」と笑顔で語った。