[試合後談話]2016.9.22
秋分の日もボクシング
油田と杦本
大阪市内の阿倍野区民センターで22日、風間ジムのイベント「オンテックス杯風間ボクシング61」が開催された。メインイベントでは日本フライ級10位の杦本健太(25=明石)がランキング返り咲きを目指す油田京士(26=エディタウンゼント)を迎えフライ級8回戦に臨んだ。
競り勝った油田
試合は、開始から日本ランカーの杦本が得意の接近戦に持ち込み左右のボディで油田を攻め立てる。対して、油田は杦本の攻撃を想定し一歩も引かずボディ打ちで応戦。油田は小さなステップバックで隙間を作ると右アッパーでやや有利に試合を進める。突進を止めない杦本だが、パンチの精度が徐々に落ちていく。最終ラウンド、最後の力を振り絞り打ち合った両者だが決定打には恵まれず。油田が判定勝利を飾った。
快心の勝利
試合後、油田は「相手がボディでくるのはわかっていたので回りたかったんですけど、難しかったですね。杦本選手はタフでした」と試合を振り返った。ランキング返り咲きが見えてきたことに「僕みたいなボクサーが2回もランキングに入れるんだ、というところで、いろいろな選手に勇気を与えることができたらと思います」と謙虚に語った。
村田英次郎会長
村田英次郎会長は「いや、疲れた試合やったね。相手にペースを持っていかれそうなところ、しっかりペースを取れたしよかったね。先のことはまだわからないけど、また一緒に頑張ります」と笑顔で会場を後にした。