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[前日計量]2016.9.15

長谷川穂積が目指す集大成の戦い方

長谷川穂積vsウーゴ・ルイス
 長谷川穂積(真正)が集大成で挑む最後の戦い。WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチの前日計量が15日、大阪市内のホテルで行われた。WBC世界王者の証、緑のベルトを持ってメキシコから来日したチャンピオンのウーゴ・ルイスは今回が2度目の大阪入りとなる。
ウーゴ・ルイス(メキシコ) 55.3キロ
 エディオンアリーナ大阪のリング(当時の名称はボディーメーカーコロシアム)で、当時WBA世界バンタム級正規王者だった亀田興毅氏と暫定王座に就いていたルイスは、王座統一戦で拳を交えている。175.5cmの長身を活かしたボクシングで頭角を現し始めていたルイスだったが、一方で減量苦を危惧する声もあがっていた。2012年12月4日だから4年前のことである。
ウーゴ・ルイスvs亀田興毅
 それから時計の針を2年戻した2010年4月30日、当時のWBO世界バンタム級王者、フェルナンド・モンティエル(メキシコ)との世界王座統一戦で10度防衛したWBCの緑のベルトを奪われた長谷川は、減量苦を嫌って、1階級飛ばしてフェザー級でも世界王座に就いたが、168cmの身長を考えるとスーパーバンタム級がベストと考えるのが妥当だろう。
長谷川穂積vsモンティエル
 長谷川とルイスの両者は53.5kgから55.3kgへと主戦場を移したことで、お互いにベスト体重での対決が実現。2度目となった今回の来日後、公開練習に姿を現したチャンピオン陣営は「今が旬!」と成熟期を迎えたことをアピールした。
長谷川穂積 55.3キロ
 計量を終えた長谷川は取材陣に対して「母親が好きだと話していた、ダメージを負わないボクシングを心がけます。順調にきたので、明日はやるだけです」と集大成への思いを語った。