[試合後談話]2016.9.14
大喜びの花形進会長!これが師弟愛。
花形進会長!快心の笑み。
56.5㎏契約6回戦の試合にドラマがあった。小泉良太(31=川崎新田)と田村啓(33=花形)の対戦。どちらも長期間、勝運に恵まれず連敗中。何としても勝ちたいと願う両者の試合は、距離をキープして右ストレートをヒットした田村がペースを握った。ジャッジ2者が3ポイント差をつけた判定の結果は、田村の連敗を10でストップ。花形ジムの33歳が8年ぶりに勝ち名乗りを受けた。
後楽園ホール第2試合
18:20にゴングが鳴った14日、後楽園ホールの第2試合、50人以上の応援団が詰めかけた。大声援を背に勝利した田村は「何度も諦めかけたが、練習に集中できる環境が整ったのでもう少し頑張ろうと思った。勝つのは気持ち良いですね」と声を弾ませた。「もっと練習して強くなりたい。そしてまたランカーに挑戦したい」と6度目となる日本ランカー挑戦を目標に掲げた。
勝った瞬間!田村啓(花形)
田村の師匠で第41代WBA世界フライ級王者の花形進会長も笑顔を惜しまなかった。「勝って良かったよ。お前みたいに諦めの悪い奴が勝つとみんなの励みになるよ。これで負け越している選手が辞めなくなっちゃうな」。愛弟子がつかんだ大きな1勝を称えた。花形会長自身も現役時代65戦41勝(7KO)16敗8分、5度目の世界挑戦で王座を獲得した遅咲きボクサーだった。田村のここからの活躍に期待したい。
2016.9.14 後楽園ホール