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[予備検診]2016.9.13

山中慎介&モレノは過去最高の仕上がり

前回よりあと数発打ち込めば勝てる
 9月16日(金)にエディオンアリーナ大阪で開催されるWBC世界バンタム級タイトルマッチ、王者の山中慎介(33=帝拳)対同級1位アンセルモ・モレノ(31=パナマ)の予備検診が13日、都内のホテルで行われ、両者とも異常なしと診断された。
身長は山中が2cm上回る
 検診結果を聞き山中は、「もう12回もやっていることなので驚くようなことはない。数値よりもコンディションが抜群であると伝えたい」と自信を示し、1年ぶりの再戦となるモレノについては、「細いのは相変わらずだが、全体的に小さくなった」と印象を語った。
リーチはモレノが2cm上
 しかし、昨年9月のV9戦でモレノに苦戦しているだけに、山中は厳しい戦いをイメージ。それでも11度目の防衛に向け「あの試合よりあと数発パンチが当たれば良い結果に結びつく」とし、大和心トレーナーも、「12回の世界戦の中で一番良い仕上がり。完全に勝ちに行く」と勝利を断言した。
 パナマ人の記者から、現地ではモレノの勝ちが有力との発言が飛び出すと、山中は強気に「良い結果はパナマには届かない」とやり返す場面もあった。
コラレスとコンセプションに続く!
 一方、山中対策に絶対の自信を持つ挑戦者は、41戦のキャリアで質と量ともに一番のハードな練習を積んだと話し、ことらも最高の仕上がりを強調。「自分のボクシングをして明確に勝つ。なるべくなら早いラウンドで決着をつけたい」と意気込んだ。
 また、今年に入りワタナベジムの内山高志、河野公平から世界王座を奪った、ジェスレル・コラレス、ルイス・コンセプションが同郷の選手ということもあり、2人に続けて鼻息も荒く、12度防衛したWBA王座に続く2団体制覇に意欲を示した。

■検診結果
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
王者・山中慎介(帝拳)
身長:170.5cm
頸周:36.0cm
胸囲:86.0cm
リーチ:175.0cm
血圧:133/84mm/Hg
脈拍:66/min
体温:36.6℃

挑戦者アンセルモ・モレノ(パナマ)
身長:168.3cm
頸周:36.0cm
胸囲:86.5cm
リーチ:177.0cm
血圧:111/77mm/Hg
脈拍:68/min
体温:36.9℃