[だいごのお見送り]2016.9.2
34年ぶりの快挙へ。いざ、ロシア!
小原佳太が世界へ羽ばたく!
9月9日(日本時間:9月10日)にIBF世界スーパーライト級王者のエドゥアルド・トロヤノフスキー(36=ロシア)に挑戦するIBF世界同級3位小原佳太(29=三迫)が2日、決戦地であるロシア・モスクワに出発した。小原はこれが世界初挑戦となる。
自信は五分五分
成田空港の出発ロビーで取材に応じた小原は「相手のKO集の映像を観たがパンチがあり、やはり強いです。警戒するパンチはアッパー系だが、当たりそうなのもアッパーだと思う。自分ができることを最大限に出して戦いたい」と意気込みを語った。ロシアに炊飯器を持参するという小原は「ご飯もあるし、丸亀製麺もあるみたいでうどんも食べることができそうなので安心です」と万全の体制であることを強調。大学の先輩であるIBF世界ミドル級3位の村田諒太(30=帝拳)には「先に世界のベルトを)獲ってきていいよと言われました。頑張って来いよという意味だと思うので素直に受け止めて先にタイトルを獲ってきます!」と力強くベルト奪取を宣言した。
スーパーライト級で世界へ!
小原が所属する三迫ジム・三迫貴志会長は「順調に仕上がった。初めての世界戦になるが、小原がストレスないようにサポートしていきたい。リスクを恐れず挑戦者らしく向かっていけば倒せると思っている」と友利正氏(元WBC世界ライトフライ級王者)以来、約34年ぶりに三迫ジムに世界王者が誕生すると自信を見せた。最低気温9℃、1000人収容の会場に小原の応援団はごくわずかと厳しい条件が揃うが、快挙達成に期待したい。