[JBCランキング]2016.8.25
保留選手について議論
保留選手から外れた加納、天笠、加藤
25日、日本ボクシングコミッション(JBC)は都内でランキング委員会を開き、8月度の日本ランキングを作成。設置から1年が経過し、増加傾向にある保留選手(日本王座に挑戦意思のない元日本、東洋太平洋王者および元世界王者)の扱いをめぐり意見が交換され、原則として東洋太平洋、世界ランキングから外れた保留選手は日本ランキングに再編することが決まった。これにより、フェザー級の天笠尚(山上)とライト級の加藤善孝(角海老宝石)が再度日本ランク入りしたが、ウェルター級の亀海喜寛(帝拳)は来月10日に米国戦を予定していることから例外とされた。また、ミニマム級の加納陸(大成)は、WBOおよびIBFで世界ランキング入りしているが本人とジムの意向により日本ランキングに復活した。
殊勲の荻堂と高野
保留選手以外で新たに日本ランク入りしたのは、復活組みを合わせて8選手。ライトフライ級では21日の試合でフィリピン人の世界ランカーを破った荻堂盛太(平仲)が10位に入り、バンタム級では9位の坂本英生(フジタ)に判定勝ちした高野誠三(真正)が10位で復活。スーパーバンタム級は15位に水野拓哉(松田)が入り、前回5位の源大輝(ワタナベ)がフェザー級に移り9位でランクされた。
ハリケーンと佐々木は日本ランクに復活
ライト級は、前日本王者の徳永幸大(ウォズ)が25日付けで引退し3位から消え、替わって13日に豪州でWBA地域王者のウィル・トムリンソン(豪)に初回KO勝ちしたハリケーン風太(カシミ)が15位でランク。スーパーライト級は元日本暫定王者の中澤将信(帝拳)が5位から消え、2日の試合で9位の岡崎祐也(中内)に判定勝ちした元日本・東洋太平洋王者の佐々木基樹(帝拳)が9位に入った。
川崎と竹迫が初のランク入り
ウェルター級は、21日の神戸サンボーホールでライト級2位の村田和也(千里馬神戸)に2回KO勝ちした川崎真琴(RK蒲田)が6位、スーパーウェルター級はB級デビューの竹迫司登(ワールドスポーツ)が4戦4勝4KOの成績を評価され11位にランクされた。