[公開練習]2016.8.10
高山勝成に200人の応援団
高山勝成(33=仲里)
大阪市内の仲里ジムで10日、WBO世界ミニマム級王座決定戦に臨む同級2位で日本人初の6度目の世界王座返り咲きに燃える高山勝成(33=仲里)が報道陣に練習を公開した。試合まで残り10日、実に16度目の世界戦を前にベテラン高山は「いつも通りの調整」と落ち着いた様子で語った。
試合は8月20日(日)、三田市駒ヶ谷体育館で午後1時、第1試合開始予定。なお、世界戦はテレビ大阪で午後2時40分より生放送を予定している。
試合は8月20日(日)、三田市駒ヶ谷体育館で午後1時、第1試合開始予定。なお、世界戦はテレビ大阪で午後2時40分より生放送を予定している。
16度目の世界戦
練習前、会見に応じた高山は「すべてに問題なく順調に来ています。今回スパーリングは近畿大学へ行ったり、花形ジムで大平(剛)選手とスパーリングをさせていただいたり、今日も来てもらっているので合計60ラウンドくらいは出来たと思います」と気になる両目上の怪我の回復も不安はなく練習に打ち込めているという。対戦相手の加納に対しては「ここまで本当によく頑張って上がってきたと思います。でも、ここからの戦いはレベルが違います。経験とキャリアの差をみせて、加納選手には勉強してもらうだけになると思います」と余裕のコメントを残した。この試合には高山が通う名古屋の菊華高等学校から200人の応援団が来る予定で「嬉しいですね。しっかり勝つところをみせたい」と意気込んだ。
軽快な動きをみせた高山
公開練習には、2014年の大晦日IBF・WBO世界ミニマム級王座決定戦で拳を交えた元日本ミニマム級王者の大平剛(31=花形)を迎えて5ラウンドのスパーリング。左右の大きなフックを武器とするサウスポーの大平に対して、サイドに足を使いワンツーで組み立てる高山は強烈な圧力で連打を浴びせ順調な調整をアピールした。
左:大平剛(31=花形)
練習後、スパーリングパートナーを務めた大平は「僕とやった時よりスタミナも身体も強くなったと思いますね。僕個人的には7対3で高山さんですね。向こう(加納陸陣営)がどんな作戦で来ようが高山さんの引き出しの多さには敵わないと思いますね。序盤もしかしたら押される展開もあるかもしれませんけど、中盤の対応力とスタミナで高山さんが持っていけると思います」と高山の勝利を予想した。