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[試合後談話]2016.8.7

メインは強打者対決

初回からKO狙いで打ち合った
 8日の大鵬ジム主催の「CHAMPIONS ROAD.57」は大阪・エルシアター(エルおおさか)で開催。メインイベントはフェザー級8回戦、日本同級8位加治木了太(28=大鵬)と日本スーパーバンタム級5位源大輝(25=ワタナベ)が激突。パンチ力に自信のある両者の対戦は初回からスリリングな打ち合いをみせた。
勝利の雄たけびを挙げた!
 敵地でのランカー対決に闘志を燃やす源が初回からジャブ・ワンツーを繰り出し圧力をかけると右フックで膝を揺らした。しかし、6連勝中の加治木も打たれながらも前に出て反撃。中盤は距離を縮めて激しい打撃戦となったが、ここでも源のパワーが上回りボディから右ストレートを決めて着実にポイントを奪った。地元の声援を受けながら加治木は逆転を狙ったが、最後までペースをわたさなかった源が判定で価値のある勝利を挙げた。
敵地で2勝目だ
 タフな試合を制した源は「アウェーの雰囲気に飲まれると思ったので最初から攻めた。今回はリードとボディを重点的に練習してきて良く出せたと思う。敵地での勝利はこれで2度目なので自信になった」と声を弾ませた。現在、スーパーバンタム級にランキングされている源だが「今後はフェザー級に転級してタイトルを目指していきたい」と空位になった同級王座(林翔太と上野則之で王座決定戦が行われる)に狙いを定めると誓った。
ジャブを巧みにブロック
 セミファイナルはライトフライ級8回戦、前日本同級王者の堀川謙一(36=SFマキ)が金沢晃佑(24=大鵬)を迎えて8ヶ月ぶりの再起戦を行った。序盤、金沢の徹底したジャブに苦しめられた堀川だったが、巧みに懐に入るとボディへパンチをヒット。ヒット&アウェーでポイントをピックアップしていった。採点は割れたが堀川が競り勝ち再起戦を飾った。
負けたら次はないと堀川
 45戦目を勝利で飾った堀川は「空回りしないよう気を付けた。簡単な相手ではないので今回は勝ちに徹して結果を重視した。クールに戦うことができダメージなく試合を終えることが出来たのは良かった」と安堵の表情をみせた。ベルトを獲り返すべくカンバックした堀川だが「今日の試合を経て会長や色々な人の意見を聞いてみたい」と今後の抱負については口を濁した。