[試合後談話]2016.7.31
若手ホープ王座に挑む
ベロンドと丸田陽七太
大阪市内の住吉区民センターで31日、森岡ジムのイベント「Art of Boxing」が開催された。メインでは関西期待の新星丸田陽七太(18=森岡)が10戦全勝のウィルベルト・ベロンド(比)とWBCユースバンタム級王座をかけてリングに上がった。初タイトルに向けてどのような戦いを見せたのか。
6ラウンドKO勝利
試合は、丸田は早々と距離を掌握しペースを握ると踏み込みたいベロンドに試合をさせない展開に持ち込んだ。4ラウンド終了時点での途中採点は(40-36)で3者とも丸田を支持。すると6ラウンド、丸田が相打ちの返しの左ボディが決まり、ベロンドが戦意を喪失し膝をつきダウン。そのまま10カウントを聞かせた丸田が初のタイトル奪取に成功した。
初タイトル!
試合後、丸田は「1番はホッとしています。今日はイメージ通り、最初に相手の動きを見て後半にボディでとは思っていたので計画通りですね。欲しかったベルトなので重いです」と会心の笑みを浮かべた。
森岡和則会長
森岡和則会長は「いや、良い相手でしたね。くっついたら元気でしたね。まあ、後半にかけて決めてくれたらと思っていたので、思い通りの試合をすることができました。ありがとうございます。次戦はこれが決定戦だったので90日以内に決めなきゃいけないみたいなので考えます」と喜びを語った。
ウェイベルト・ベロンド(比)
一方、ボディ1発に沈んだベロンドは「背が高くやりにくかったし、遠くてパンチを入れることができなかった。悔しい」と唇を噛んだ。