ボクシングモバイルニュース
[試合後談話]2016.7.26

佐藤短影「誤魔化した」

佐藤のキレのある左がヒット
 26日(火)に後楽園ホールで開催された「ザ・グレイテスト・ボクシング」のメインイベントではスーパーライト級8回戦、日本同級6位佐藤短影(31=新日本木村)と伊藤和也(32=宮田)が激突。これが6戦目となる佐藤と約5年ぶりのリングとなった伊藤の試合は、サウスポー佐藤が先制攻撃を仕掛けスタートした。
スピードで上回った
 開始から佐藤がスピード差を生かしてワンツー・右フックを好打。しつこく前に出る伊藤だが、佐藤は距離を取って着実にポイントを重ねた。伊藤は3ラウンドに受けたパンチで左目上を腫らしながらもプレスをかけ続け手数を出して攻め続けたが、冷静に戦い続けた佐藤が判定勝ちでランキングを守った。
秋には大きな勝負に出たい
 驚異的なタフネスを誇る伊藤に手を焼きながらも勝利を飾った佐藤は「5~6ラウンドぐらいで疲れてしまったが、誤魔化しながら戦った。相手がガンガンくるので戸惑った」と疲労困憊。だが、秋に行われる最強後楽園に出場したいと話し「接近戦でパンチをもらわないように、またもっとスタミナをつけないといけない」と課題を口にするのも忘れなかった。