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[試合後談話]2016.7.24

刈谷で乱打戦

小澤と深蔵
 愛知県刈谷市内の刈谷あいおいホールで24日、HEIWAジム主催のイベント「CHALLENGE THE BOXING」が開催された。メインイベントでは日本バンタム級13位の小澤サトシ(28=真正)が対戦相手の深蔵和希(29=HEIWA)の地元に乗り込み54kg契約8回戦に臨んだ。
ランカーの意地をみせた小澤
 試合は終始壮絶な打ち合いを展開。リターンマッチとなったこの試合、小澤は中間距離から左ボディからフックを的確にあてる。対して、深蔵は小澤の打ち終わりに細かいパンチを倍打ち返した。中盤、手数を出す深蔵だがパンチに精度が無く、逆に小澤のパンチに反応が遅れ見栄えが良くない。7ラウンド、深蔵のヒッティングにより小澤の右目上がカットするも形勢を覆すことはできず。判定でリターンマッチを征した小澤がランカーの意地をみせた。
勝ったけど反省
 小澤は「会長に言われていたことがあんまり出せませんでした。1ラウンド、2ラウンドはジャブを突いて頭をもっと振ってクロスを入れる予定だったんですけど、僕の頭の位置が悪くてアッパーをもらってうまくいきませんでした。勝ったけど反省の多い試合でした。また、帰って練習頑張ります」と勝って兜の緒を締めた。
山下会長と元日本王者の大場
 同行している山下正人会長は「サトシらしい泥臭い試合だったけども、ランカーとしての意地も見えたし、ランカーらしくなったよ。上出来ちゃうかな」と合格点を与えた。
 この日は応援に駆けつけた同門で2年前に引退し地元名古屋に住む元日本バンタム級王者の大場浩平氏(31)は「いや、あれだけの打ち合いを見せられると復帰したくなりました。熱い戦いでした」と後輩の試合に興奮した様子だった。