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[公開練習]2016.7.15

ララ「井岡は偉大な王者」

ケイビン・ララ(21=ニカラグア)
 大阪市内の井岡ジムで15日、WBA世界フライ級王者の井岡一翔(27=井岡)に挑戦する同級6位のケイビン・ララ(21=ニカラグア)が報道陣に練習を公開した。ララは本国ニカラグアの英雄、WBC世界フライ級王者のローマン・ゴンザレス(29=ニカラグア)のスパーリングパートナーを務めるWBCラテンアメリカフライ級王者で『ニカラグアの宝石』と言われる注目の新鋭、現在18連勝中と勢いに乗る。昨日早朝に来日したばかりだが、軽快な動きをみせた。
 試合は7月20日(水)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で第1試合は午後4時30分開始。放送はTBS系列局で午後8時から生放送。
チャンスに感謝
 練習前に会見を開いたララは「イオカは偉大なチャンピオンだ、挑戦出来るチャンスをもらって光栄に思っている。自分の最初の世界チャレンジだが、緊張もしていないし、本国でチョコラティーノ(WBC世界フライ級王者のローマン・ゴンザレスの愛称)にたくさんのアドバイスをもらっているので心配もしていない」と落ち着いた様子で語った。
ウィルマル・エルナンデス(33)
 ララに同行しているウィルマル・エルナンデストレーナー(33)は「ニカラグアで充分なトレーニングも積んできた、スパーは160ラウンドやった、順調にきているよ。必ずニカラグアに2人目の英雄を作る」と意気込んだ。
動きをチェックする井岡会長
 練習を見守った井岡一法会長は「今日の練習を見る限り何も見せてないな。ビデオではもっと手数も出とったしな。まあ、上体の柔らかさはわかった。ちょっと減量がきついんかもしれんな、汗が出てないし、体調が心配や」と覇気のない挑戦者を気遣うコメント。最後は「世界戦やからな、何があるかわからん、しっかり腹を効かせて中盤倒しにかかる」と自信をみせた。
1ラウンドのスパーリング
 練習は、井岡弘樹ジムに所属するパブロ・カリージョ(28)を相手に1ラウンドの軽めのスパーリング。その後はミット打ち、サンドバック打ちとしっかり1時間体を動かして帰路に着いた。体重調整に苦労しているのか、終始覇気のない様子が気になる。試合は5日後。
決戦は7月20日