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[ニュース]2010.10.29

芹江VS長井、運命のリング

芹江匡晋
 日本スーパーバンタム級王者"トリックスター"芹江匡晋(伴流)が11月2日(火)、後楽園ホールで日本6位・長井祐太(勝又)を挑戦者に迎え、3度目の防衛に臨む。
 現在世界王座は、WBAを李冽理(横浜光)が、WBCを西岡利晃(帝拳)がその腰に巻いている。日本王者として、芹江は今回の長井戦に勝利し、世界王者への挑戦権を引き寄せたいところ。
 対する挑戦者・長井は、デビューから10年にして遂に掴んだ初の日本タイトル戦。果たして、長井はこのチャンスを活かすことが出来るのか。
 決戦を目前に控えた王者・芹江と挑戦者・長井が、その決意を語ってくれた。
芹江匡晋
王者・芹江匡晋(伴流)
■3度目の防衛戦。今回のテーマは?
芹江 最初の防衛戦は、チャンピオンとしてしっかり防衛すること。2度目は自分自身のボクシングの確認。そして3度目は、上を目指すための戦いがテーマです。今まではその余裕もなかった。ですが、これからは上を目指す戦いにしたい。

■挑戦者にどんなイメージを持っていますか?
芹江 キャリアがあり、自分のスタイルが完成している上手い選手。2年前にスパーをしたことがあるんです。実際にスパーをし、自分の戦いが出来る選手だってヒシヒシと感じました。

■それでは長井選手にメッセージを
芹江 11月2日は全力で倒しに行きます!それだけです。

■芹江ファンにメッセージを
芹江 この戦いでこれから先どう動けるかがハッキリします。完成しつつある自分のボクシングを楽しみにして下さい!
長井祐太
挑戦者・日本同級6位
長井祐太(勝又)
■タイトル初挑戦。意気込みを!
長井 プロ33戦目、デビュー10年目で掴んだ日本王座挑戦。ここまで諦めずに僕を応援してくれた人達、そして挑戦のチャンスを作ってくれた会長達に、勝って恩返しがしたいです。

■王者とはどんな戦いに?
長井 手数とスタミナで勝負します!王者はスタミナあり粘りありで、戦い難いスタイル。中間距離で戦わず、接近戦に持ち込みたい。あえて手数とスタミナで戦います。実は2年前にスパーをしたことがあるんです。2人ともまだランクに入ったか入らないかの下っ端。その時に話したんです。芹江選手は覚えてないかも知れませんが、将来きっと日本でも東洋でもタイトルを懸けて戦うって。だから、今回の芹江戦は特別な想いがあります。

■芹江選手にメッセージを
芹江 2年前に話したことが実現する。11月2日は気持ちと気持ちでぶつかり、熱い戦いをしましょう。

■長井ファンにメッセージを
長井 プロ10年目にして初のタイトル挑戦。ここまでお待たせしてスイマセン。勝って皆さんに恩返しします。応援お願いします!!

 互いに認め合っている芹江と長井。日本スーパーバンタム級王座は、2人にどんな未来をもたらすのか。11月2日、両者の運命が交差する!!

■日本Sバンタム級タイトルマッチ10回戦
王者・芹江匡晋(伴流)VS挑戦者・長井祐太(勝又)
■日時:11月2日(火)
■会場:後楽園ホール
■お問合せ:ビータイトジムTEL.03-6662-8551 伴流ジムTEL.03-3636-6688 勝又ジムTEL.03-5694-0236