[公開練習]2016.7.14
加納陸、記録更新を狙う
加納と井岡協会長
兵庫県三田市内の大成ジムで14日、前東洋太平洋ミニマム級暫定王者で8月20日(日)に三田市駒ヶ谷体育館で4団体制覇王者の高山勝成(33=仲里)とWBO世界ミニマム級王座を争う同級1位の加納陸(18=大成)が報道陣に練習を公開した。この日の大成ジムには日本最年少王者記録(18歳9ヶ月10日)を持つ西日本ボクシング協会井岡弘樹会長も視察に訪れ「順調にきている様子やね、(記録は)抜いてもらいましょう」と記録更新に期待した。
秋月と加納
井岡弘樹協会長の見守る中、練習に入った加納は同門のWBCアジアバンタム級王者の秋月楓太(17=大成)を相手に3ラウンドのスパーリングで状態の良さをアピールした。その後は2ラウンドのマスを披露。続いて、ミット打ちとサンドバックでしっかり30分汗を流し練習を終えた。
左:加納陸
日本最年少王者記録更新に意欲を見せる加納は練習後に「井岡会長の目の前で練習するのはやっぱりちょっと緊張しました。まあ、この時期のスパーなんで、良くもなく悪くもなくでした。いよいよ試合も近づいてきていますけど、良い緊張感で練習も出来ているので、しっかり試合までに仕上げて記録を更新したいと思います」と目を輝かせた。
厳しい目で視察した井岡協会長
練習を見守った井岡弘樹協会長は「前の試合も見ていますけど、上手くなりましたね。しっかり練習している証拠でしょう。自分の(西日本ボクシング協会長という)立場では言いづらいところもあるけど、最年少記録については、もう29年前の記録ですし、抜いてもらいたいですね。そしてもっともっと若い世代にボクシングを広めていってくれたら嬉しいです」とエールを送った。
決戦は8月20日