四大タイトル 女子W世界戦

　2度目の防衛戦に臨む王者ツナミは会見で「藤本選手はデビューから知っている選手。こうして世界戦のリングで戦えることは嬉しい。藤本選手はストレートが伸びるし、気持ちが強い。全力で戦います」と、藤本に早くも警戒心を募らせた。

対し、2度目の世界挑戦に懸ける挑戦者・藤本は「挑戦を受けてくれたツナミ選手に感謝します。私は2度目の世界戦。王者のツナミ選手は突進力があり、とても強い。今はそれに対する練習をしています。当日はいつもより激しい試合になると思う。ですが、私が世界を巻きます」と王座奪取を高らかに宣言した。

　続いて、WBC女子世界アトム級王者・小関が意気込みを語った。小関は「3月の防衛戦から9ヶ月近く間がありますが、しっかり練習して来ました。秋田屋選手は技術があり戦い難い相手。アウトボクシングが上手い選手で、接戦になると思うが、後半に地力の差を出しポイントを押さえる試合をしたい。圧勝します!」と、V5に向け必勝を誓った。挑戦者の秋田屋まさえ選手(ワイルドビート)は、会見を欠席となった。

　"四大タイトルマッチ"の一翼として開催される女子W世界タイトルマッチ。女子ボクシングの威信を懸けたこの戦い。果たして、2011年の女子ボクシング界を牽引するのは…。

■WBA女子世界Sフライ級タイトルマッチ10回戦
王者・天海ツナミ(山木)VS挑戦者・藤本りえ(協栄)
■WBC女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦
王者・小関桃(青木)VS挑戦者・秋田屋まさえ(ワイルドビート)
■日時:12/6(月)
■会場:後楽園ホール
■お問合せ:協栄ジムTEL.03-3205-3838 山木ジムTEL.03-5431-1297 青木ジムTEL.03-3232-8603