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[試合後談話]2016.6.30

別府優樹、13連続KO?

別府が再び後楽園ホールに登場
 デビュー以来12連続KO記録を更新中の日本ウェルター級9位、別府優樹(25=久留米櫛間)が30日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックヤングファイト」のメインイベント、ウェルター級8回戦に出場。ワチャナ・オークワット(タイ)と対戦した。半年ぶりの試合となる別府は、開始から重厚なプレスを仕掛けた。
最後はボディで倒した
 初回からジワジワと距離を詰めて左右のフックを振り回しワチャナに襲い掛かったべ別府はロープに詰めると強烈な右スイングを顔面に叩き込み痛烈なダウンを演出。なんとか立ち上がったワチャナに連打から最後は左ボディをめり込ませると2度目のダウンを奪った。10カウントが数え上げられ、速攻劇でデビューから連続KO勝ちを13とした。
冷静に試合を振り返った
 かすり傷一つなく控室に戻ってきた別府は「バッティングが怖かったので、最初からガンガンいって豪快に倒そうと思っていた。自分が倒すことでお客さんが喜んでくれたらうれしい」とホッとした表情を浮かべた。「後で映像を観て悪いところを修正していきたい。記録もあるけど一番の目標はベルトを巻くことです」と25歳のハードパンチャーは目を輝かせ、さらなる飛躍を誓った。
櫛間昭会長
 別府が所属する久留米櫛間ジム、櫛間昭会長は「もっとボディを打たないとダメ。上に行ったら相手はパンチをもらわない。今のままではチャンピオンにはなれない。出来は30点」と手厳しかった。気になる連続KO勝利記録(浜田剛史氏、渡部あきのりが持つ15連続KO勝利)には「16までは作りに行く。当初から言っているのでブレることはない。記録を作ってから来年の秋にある最強後楽園にエントリーする。出場できなかったら日本か東洋太平洋王者に挑戦状を出す」と青写真を描いた。
 すでに次戦は10月2日(日)に地元の福岡県久留米市、日本タイ記録が懸かる15戦目が2017年1月に東京、新記録となる16戦目が6月18日(日)に久留米市のリングで予定されている。