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[発表会見]2016.6.15

京太郎祭り、開催決定

新宿フェイスで開催
 日本ヘビー級王者の藤本京太郎(29=角海老宝石)の次戦が決定。15日、発表会見が東京・水道橋ダイニングバー「GLOVE」で開かれ、試合は8月2日(水)、新宿フェイスで開催される「熊本地震チャリティ2016 京太郎祭り」のメインイベントで行われることが発表された。
萩森健一マネージャー
 会見の冒頭で萩森健一角海老宝石ボクシングジムマネージャーは「照明が選手を中心に当たるので恰好良く見える。狭い会場で大きな選手が殴り合うギャップを感じてほしい」と収容人数約600人の会場を選んだ理由を説明。全5試合の対戦カードが発表された。
早い回でKOしたいと藤本
 現在、藤本の対戦相手は3名に絞られ、まだ正式決定には至っていないとしながら、"ヒットマン"の異名を持つアタパテ ・ アーサ(サモア=9戦7勝4KO1敗1分)が濃厚だとした。夏の試合は好きでないと苦笑いした藤本だが「今年30歳で来年までが自分にとってターニングポイントになると思っている。引退する前になんとか世界王者に挑戦したい。そのためにも東洋圏で突き抜けたい」と意気込んだ。萩森マネージャーによると勝利を前提としながら次々戦は地域タイトルを狙わせると明言した。
再び日本王者を目指す佐々木
 セミファイナルに出場する 元OPBFウェルター級、スーパーウェルター級王者の佐々木基樹(40=帝拳)は日本スーパーライト級8位岡崎祐也(29=中内)と対戦。「男子では最年長だがもう少し頑張る。減量も楽だし、相手を舐めないようベストを尽くす。判定で勝つ気はない。盛り上がる試合になるでしょう」と久しぶりとなる日本ランキング復活を目指す。
 広島県の中内ジムに所属する岡崎は会見には出席できなかったが、書面で「東京での大きな大会に声をかけていただいた大会関係者、試合を受けてくれた佐々木選手に感謝を申し上げます。当日は万全のコンディションでリングに上がり、日本タイトル戦へのアピールとなるよう必ず6ラウンド以内にKOでキャンバスに沈めます」 とノックアウト宣言が飛び出した。
これが世界への最後の試合としたい
 世界前哨戦と銘打ったIBF世界スーパーバンタム級6位の小國以載(28=角海老宝石)の対戦相手は後日発表。昨年9月以来のスーパーバンタム級での試合となる小國は「毎回、契約体重での試合だったので自ら志願した。体幹トレーニングの効果で体が大きくなったので一度スーパーバンタム級で試合がしたかった」と静かに意気込みを口にした。7月20日には大阪でIBF世界スーパーバンタム級王座決定戦が行われるが「和氣さんが普通に勝つと思う。グスマンはスピードが感じられないしあのタイプは噛み合うと思う」と予想。どちらが勝ってもとしながら「できれば和氣さんに勝ってほしい」と2013年にOPBF王座をかけて争った(和氣の10回TKO勝ち)宿敵へのリベンジを誓った。
左:コーネリアス 右:工藤
 この日のアンダーカードでは大谷広忠(31=角海老宝石)対リーゼント楠本(20=倉敷守安)、工藤啓太(28=八王子中屋)対ヒル・コーネリアス(33=金子)の4選手によるヘビー級4回戦KO賞金トーナメント準決勝も行われる。1ラウンドKOが10万円、2ラウンドKOが5万円、3ラウンドKOが3万円、4ラウンドKOが1万円の賞金が手渡される。決勝戦は10月18日、後楽園ホールで行われる予定。 各出場選手から(楠本は欠席)「10万円をゲットしたいので早く倒したい(コーネリアス)」、「この日は結婚記念日なので賞金で奥さんにプレゼントを買いたい(工藤)」、「相手の頭に気を付けてしっかり勝ちたい(大谷)」と賞金獲得と優勝を自信をみせた。