[調印式・前日計量]2016.6.12
池山直「不器用に出るだけ」
花形と池山
明日13日、後楽園ホールで開催されるWBO女子世界アトム級タイトルマッチの調印式と前日計量が都内の日本ボクシングコミッションで行われ、王者・池山直(46=フュチュール)と挑戦者で東洋太平洋女子ミニフライ級王者の花形冴美(31=花形)が顔を揃えた。試合はWBO女子世界バンタム級タイトルマッチとあわせ、ダブル世界戦として行われる。
JBC事務局で行われた調印式
調印式とグローブチェックが終わりマイクを握った現役最高齢の池山。普段は岡山市役所の福祉課に勤務する公務員で、平日は市内で練習し、土日に京都のフュチュールジムに泊り込んで実戦練習を行っている。副業としてのボクシングが認められず、ファイトマネーは一切受け取っていない。また、交通費などの支出も経費として落ちず、岡山から京都までは株主優待券を利用しての阪急バス・電車を乗り継ぎ、経費削減に努める苦労人だ。
成長著しい花形を警戒
敵地で4度目の防衛戦に臨むにあたり、ここ数年著しい成長を見せる挑戦者とは以前から戦いたかったと話し、花形の出方は気になるが、「自分は前に行くだけの不器用なボクシングしかできない」と愚直なコメント。この先どこまでできるかは分からないが、少しでも女子を盛り上げたいとボクシングへの想いを示した。
自分らしく戦うと花形
一方、デビューから8年、悲願の世界タイトル獲得を目指す花形はこれが3度目の世界挑戦。「ここまでやってきた練習に自信を持っている。実力が出せれば普通に勝てる相手だと思っている。自分らしく思い切って戦いたい」と話し、3度目の正直にすべてを懸けると意気込んだ。
減量はほとんどなし
計量は、池山が服を脱がずにリミットを600g下回る45.6kgで余裕のクリア。花形は100gアンダーの46.1kgでパスした。抜群のスタミナを誇る池山に対し、リング上の感覚を大事にしたいと話す花形が序盤どのように仕掛けるのか注目したい。
3度目の正直を狙う
■検診結果
王者・池山直(フュチュール)
体重:45.6kg
体温:36.8℃
脈拍:66/min
血圧:113/52mm/Hg
挑戦者・花形冴美(花形)
体重:46.1kg
体温:37.4℃
脈拍:60/min
血圧:123/87mm/Hg
王者・池山直(フュチュール)
体重:45.6kg
体温:36.8℃
脈拍:66/min
血圧:113/52mm/Hg
挑戦者・花形冴美(花形)
体重:46.1kg
体温:37.4℃
脈拍:60/min
血圧:123/87mm/Hg