[調印式・前日計量]2016.6.12
日本女子頂上決戦
立会人レオン・パノンシロ氏を挟んで
日本女子至高の一戦、WBO女子世界バンタム級王者・藤岡奈穂子(40=竹原&畑山)対元WBC女子世界フライ級王者・真道ゴー(28=グリーンツダ)の王座戦が明日13日、後楽園ホールで開催されるにあたり、調印式と前日計量が都内の日本ボクシングコミッションで行われた。
竹原慎二会長
40歳にしてなお衰えず女子を牽引し続ける3階級制覇王者の藤岡は、昨年10月に決定戦で獲得したバンタム級王座の初防衛戦にこの試合で2階級制覇を狙う真道を迎える。今大会を共同主催する元WBA世界ミドル級王者で竹原&畑山ジムの竹原慎二会長は、「日本の女子を盛り上げる、今年最高の試合になる」と期待し両者の健闘を祈った。
グローブチェック
最強挑戦者を迎えることに誇りを感じるとする藤岡は、「やってみないと分からないが、楽に勝てる相手ではない。皆さんの予想とは違う試合になるかもしれないが、期待してください。見て良かったと思われる試合にしたい」と落ち着いて話し、時折笑顔も見せた。
万全のコンディションと藤岡
一方、日本女子最強と謳われる藤岡をリスペクトしつつも「前から気にいらなかった」と闘志を剥き出しにした真道は、「グリーンツダジムに移籍し、これまで遠心力で打つスタイルから体幹で打てるようになった。パンチひとつとってもクオリティが上がり、階級を上げたことでもコンディションは以前と比べ良い」とこれまでの練習に自信を示し、新しい真道ゴーを見せると気を吐いた。
勝つことだけを考えていると真道
計量は藤岡が53.2kg、真道が100gアンダーの53.4kgでそれぞれ一発クリア。互いにその実力を認め、厳しい戦いを予想した藤岡と真道は、最後にツーショット撮影に応じたが目を合わせることはなかった。
すでに火花が散っていた
■検診結果
王者・藤岡奈穂子(T&H)
体重:53.2kg
体温:36.0℃
脈拍:68/min
血圧:154/85mm/Hg
挑戦者・真道ゴー(Gツダ)
体重:53.4kg
体温:37.3℃
脈拍:70/min
血圧:120/69mm/Hg
王者・藤岡奈穂子(T&H)
体重:53.2kg
体温:36.0℃
脈拍:68/min
血圧:154/85mm/Hg
挑戦者・真道ゴー(Gツダ)
体重:53.4kg
体温:37.3℃
脈拍:70/min
血圧:120/69mm/Hg