[多田悦子インタビュー]2016.6.7
熱い試合がしたい
多田悦子(35=真正)
昨年2年ぶりの世界王座に返り咲いたIBF女子世界ミニフライ級王者の多田悦子(35=真正)。次戦は6月17日(金)に神戸市中央体育館でタイ人女子ボクサーを相手に48kg契約ノンタイトル8回戦となった。モチベーションを大切にするチャンピオンは、日本人挑戦者を相手に初防衛戦が組まれることを期待していただけに、試合に向けたメンタルコントロールという意味では、試練の試合が組まれたことになる。女子ボクシング界の盛り上がりを最優先に考えてきたプロ意識の高い多田にとって次戦や現在の女子ボクシング界の盛り上がりにも物足らない思いを感じているというが「来てもらえるお客さんに喜んでもらうことがすべて、それが今のモチベーション」と自身を鼓舞する。試合を間近に控え、最終調整に汗をながすジムで話を聞いた。