[公開練習]2016.5.3
カルモナ「3度目の正直に例外はない」
愛称はセベロ(お仕置きする人)
5月8日(日)東京・有明コロシアムで開催される「ボクシングフェス5.8ダブル世界戦」で、WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23=大橋)に挑む同級1位ダビド・カルモナ(25=メキシコ)が3日、都内のジムで練習を公開した。
落ち着き、時折笑顔を見せた
アマチュア100戦、プロ戦績29戦22勝(11KO)2敗5分のカルモナは今回が3度目の世界挑戦。練習前の会見では落ち着いた口調で「私は妻と二人の息子のために戦っている」と話し、「エクセレントな体調で日本に来た。過去2度の世界戦でいろいろと学んだ。私の国でも『3度目の正直』ということわざがあるが、これは私にとっても例外ではない。素晴らしい試合を見せる」と意気込んだ。
カルモナはボクシング一家
続けてカルモナの叔父、リベントレーナーは、井上について「グレートなチャンピンだが、リングに上では何が起こるか分からない。作戦はあるとだけ言っておく」とし、カルモナ自身も「相手がどのような出方をしけきても我慢強く落ち着いてやるだけ」と語った。
ディフェンスに優れた印象
練習では縄跳び、シャドー、サンドバックのほかにミット打ちを披露。偵察した井上尚弥の父でトレーナーの真吾氏は、「メキシカンらしく、色々な角度で打ってくるなど独特なものがある。手数もあるし、1~2発避けても3~4発目まで気をつけたい」と警戒し、展開としては「尚弥がプレッシャーをかけ、カルモナの上手さと尚弥の強さの対決になる」とイメージした。
右腕には二人の息子のタトゥーが