[海外ニュース]2016.4.30
あすスリヤンvsモレノ
14年10月に山中に挑んだスリヤン
あす30日(日本時間5月1日)、パナマシティではWBC世界バンタム級王者、山中慎介(33=帝拳)に対する指名挑戦者決定戦が行われる。かつて山中に挑んで判定負けを喫している者同士、1位のスリヤン・ソールンビサイ(27=タイ)と2位のアンセルモ・モレノ(30=パナマ)が対戦するもので、勝者が雪辱のリングに上がる権利をつかむことになる。
アンセルモ・モレノ
元WBC世界スーパーフライ級王者のスリヤンは14年10月に山中に挑み、途中までは善戦したものの7回以降に3度のダウンを喫して判定負けに退いた。以後は1年半に9連勝(7KO)と復調している。通算戦績は53戦46勝(23KO)6敗1分。一方のモレノは08年に獲得したWBA世界バンタム級王座を12度防衛したが、14年9月にファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)に6回負傷判定負けで陥落。昨年9月には山中に挑戦して判定で惜敗した。これが2連敗後の再起戦になる。40戦35勝(12KO)4敗1分。29日の計量ではスリヤンが117.5ポンド(約53.2キロ)、サウスポーのモレノが117.2ポンド(約53.1キロ)だった。試合はWBCシルバー・バンタム級王座決定戦(12回戦)として行われる。オッズは14対1で地元のモレノが圧倒的有利と出ている。