[前日計量]2016.4.27
新藤「打ち合いものぞむところ」
左:新藤 右:有川
チャンピオンカーニバル最後を飾る日本ウェルター級タイトルマッチが明日28日、後楽園ホールで開催される。王者新藤寛之(29=宮田)と指名挑戦者の有川稔男(31=川島)の前日計量が都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われた。1月にベルトを獲得した新藤はこれが初防衛戦になる。
ここがゴールではないと新藤
最初に秤に乗った新藤はウェルター級リミット、200gアンダーの66.4kgで一発でパス。有川の試合は前回の試合を含めて何度も観ているという新藤は「戦績が示す通りパンチのある選手。基本的にはリードを出しつつになるが、打ち合いも辞さない」とチャンピオンらしく貫録のある姿勢をみせた。「明日は内容が求められるので明確に勝つ。新藤は強いと思われるような試合をみせるためにも後半ストップが理想」と必勝を誓った。
サウスポーは苦手でない
最強後楽園MVPを獲得、満を持してのタイトル挑戦になる有川は100gアンダーの66.5kgでクリアした。計量終わりに焼き芋も口にしてにっこりほほ笑んだ有川は「半年前より強くなったのを実感している。総合的にレベルアップした」とベルト獲得に自信をみせた。サウスポー相手には4戦全勝(4KO)と相性の良さを誇る有川は「できれば倒したいが判定でも勝てる準備はしてきた。判定なら相手をボロボロにして勝ちたい」と冷静な口調ながら強気のコメントを残した。川島ジム創立16年目で初の王者誕生を目指す。