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[発表会見]2016.4.21

グリーンツダジムで発表会見

ビックマッチ発表
 大阪市内のグリーンツダジムで21日、前東洋太平洋バンタム級王者で日本同級1位の川口裕(29)と、元WBC女子世界フライ級王者で現在WBC女子スーパーフライ級4位につける真道ゴー(28)が揃って次戦の発表会見を行った。川口は、6月9日(木)後楽園ホールで2年前に王座をかけて拳を交えた現日本バンタム級王者の益田健太郎(33=新日本木村)と再戦。真道は、6月13日(月)、後楽園ホールで日本女子ボクシング初の3階級制覇王者で、現WBO女子世界バンタム級王座に就く藤岡菜穂子(39=T&H)とのビックマッチが決まった。
左: 本石昌也会長
 会見の冒頭、グリーンツダジム本石昌也会長は「川口は2年前に負けた益田選手と再戦になりました。2年前、私が会長に就任し、初のタイトル戦で負けていますので、この2年間のグリーンツダジムの成長を証明するためにも勝ちたいと思います。真道ゴーは女子最強と言われる藤岡選手のタイトルに挑戦します。真道ゴーにはここでしっかり勝って、 日本女子ボクシングの最強になってもらいます」と両者の大勝負を発表した。
川口裕(29)
 日本タイトル挑戦が決まった川口は「2年前、相手がこちらの地元に来て負けているので今度はリベンジの意味も含めて敵地に行ってタイトルを獲ってきたいと思います。益田選手の最近の試合は見ていませんが、前戦の田中(裕士=畑中)選手も決して弱い選手ではない相手ですし、それにKOで勝っています。強くなっていると思いますね。僕も、2年前から島田先生に指導していただいて成長していると思うので、勝ちにいきたいと思います」と静かに闘志を燃やした。
真道ゴー(28)
 念願の世界戦が決定した真道は「(藤岡選手は)アマチュアの時から、ずっと女子ボクシングを引っ張ってきた選手ですし、女子ボクシング会長みたいなこともされていて、みんなから慕われている選手。その選手とやれることにワクワクもしています。私は性同一性障害も持っているのですが、この試合に勝ったら性転換手術をして戸籍を変更したいと思っています。勝ってからの話ですが。とりあえずこの試合に集中してしっかり勝ちたいと思います」と、この試合をステップに晴れて戸籍を新しくすると夢を語った。