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[ニュース]2016.4.6

井上尚弥、強烈な左ボディ

絶好調の井上尚弥
 5月8日、有明コロシアムで開催される「ボクシングフェス5.8」のメインイベントで2度目の防衛戦に臨むWBO世界Sフライ級王者・井上尚弥(22=大橋)が5日、横浜市内の所属ジムでスパーリングを行い、迫力満点の攻撃で相手を戦闘不能に追い込んだ。
左も右も強烈なパンチが伸びる
 フィリピンの新鋭レイマート・ガバロ(19=12戦全勝10KO)と拳を交えた井上は、開始から鋭く踏み込んで強烈な左ボディをめり込ませガバロの動きを止めた。ガバロの返しのパンチにもしっかり反応して途中からワンサイドに。倒れることを拒否して粘り強く戦っていたガバロに容赦ない攻撃が続くとストップがかかり、予定より早くスパーリングを打ち切った。
5月8日は再び強さを観られそうだ
 「2回に効いたのが分かったので途中は流した。相手の振ってくるパンチには力があったので攻防を考えながら倒すことができた」と冷静にスパーを振り返った井上。「下がりながらも効かせられるよう重心の移動を意識している。下半身とパンチの軸がマッチしてきて思うように体が動けている」。「すでに試合モードに入っているので絶好調。まだまだこれから調子を上げていく」と2戦続けて1位との試合になるが死角は見当たらない。
レイマート・ガバロ