[ニュース]2016.4.4
小堀佑介氏がトレーナーに
小堀佑介氏
元WBA世界ライト級王者の小堀佑介氏(34)がこの春、トレーナーとして古巣の角海老宝石ジムに復帰したことが分かった。
08年5月に世界王座を奪取
小堀氏は06年に日本Sフェザー級王座を、翌年にはOPBF東洋太平洋同級王座を獲得し、返上後の08年5月に東京・ディファ有明でWBA世界ライト級王者ホセ・アルファロ(ニカラグア)に挑戦。先にダウンを奪われるも3ラウンドに倒し返し、劇的なTKO勝利で世界王座を奪取。この試合は年間最高試合にも選ばれた。翌年1月に迎えた初防衛戦でパウルス・モーゼス(ナミビア)に0-3の判定で王座陥落し、再起することなく27歳で引退した。プロ通算戦績は27戦23勝(12KO)3敗1分。
最後の試合となったモーゼス戦
現役引退後はインド、カンボジアを約3ヶ月間放浪した後、同ジムで補佐的な立場でトレーナー業に携わったが、2011年から再び海外へ旅立ち、約3年3ヶ月に渡りカナダで生活をしていた。
トレーナーとしての手腕は
今度は本格的にトレーナーとして選手の指導に専念するという小堀。同ジムのブログでは、ミット打ちなど実際に指導を仰いだ現役選手から早くも好評の声が上がっているとのことだ。「強くなりたい人はいつでも声をかけに来てください。待ってます!」。元世界チャンピオンの新たなスタートに注目したい。