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[前日計量]2016.3.15

明日、再起する藤中周作

睨み合った稲垣と藤中
 明日16日、後楽園ホールで開催される「ゴールデンチャイルドVol.116」のセミファイナル、ウェルター級8回戦では、昨年10月に韓国で行われたWBOアジア太平洋ウェルター級王座決定戦で元世界2階級制覇王者ランドール・ベイリー(米)と対戦し7回KOに沈んだ日本ウェルター級7位の藤中周作(29=金子)が再起戦がラインナップ。15日、都内のJBC事務局で行われた前日計量では、対戦相手の稲垣孝(30=フラッシュ赤羽)ともリミットの66.6kgでクリアした。
成長を見せたいと藤中
 韓国では登り調子で掴んだチャンスを逃した藤中だが、再起戦に向け「前戦の反省を生かし全ての面でレベルアップを図った」と気合は十分。稲垣とはプライベートで付き合いもあるが、リングに上がれば関係なしと睨み合って見せた。ファイター同士だけに試合は打撃戦が予想されるが、藤中は「以前のようにガチャガチャやっても成長を見せられない。自己満足じゃなく、周りに評価される試合をしたい」と話し、世代交代したウェルター級戦線に絡めるかどうかの一番と位置づけた。
本来の力が出せると稲垣
 一方、ここ4戦で勝利から遠ざかっている元日本ライト級2位の稲垣は、階級を上げたことで「無理な減量もなくコンディションはバッチリ。全力が出せる」と笑顔。ウェルター級でのランク入りを目指し、左ガードが下がる癖を直すなどディフェンス面の強化に取り組んできたと話した。ただ、これまで以上に一発に気をつけなければならないが、「慎重に行くつもりはない。先手先手で動きたい」とイメージした。