[訃報]2016.3.12
メンドサ前WBA会長
前WBA会長で昨年12月に退任後は名誉会長職にあったフランシスコ・ヒルベルト・メンドサ氏(ベネズエラ)が11日夜、癌のためベネズエラの首都カラカスで亡くなった。72歳だった。
1943年、ベネズエラのバルキシメト出身のメンドサ氏は少年時代にアマチュアボクサーとして活躍。その後、プロボクシングの世界に身を投じ、82年にはWBAの会長に就任した。この際、投票で敗れたロバート・リー氏がIBFを興した。メンドサ氏は後年、KOドラッグのイベントを積極に行うなど青少年から薬物を遠ざけることに尽力。WBA会長も30年以上にわたって務めた。近年は体調を崩すことが多く、昨年12月の第94回総会の際に退任。息子のヒルベルト・ヘスス・メンドサ氏が後任会長となり、自身は名誉会長となった。