ボクシングモバイルニュース
[一夜明け会見]2016.3.5

山中慎介「次戦は8月」

山中慎介
 ダウンの応酬となった昨夜の世界戦、判定で節目の10回目の防衛に成功したWBC世界バンタム級王者の山中慎介(33=帝拳)が5日、宿泊先の京都市内のホテルで恒例の一夜明け会見に臨んだ。「良いところも悪いところも出た試合」と振り返った。
左: 浜田剛史代表
 会見の冒頭、帝拳ジムの浜田剛史代表は「昨日、ヒヤッとした試合ではありましたけど、今までの経験、持っている冷静さ、全部出た試合だったように思います。何より、相手がウェイトを上げてきていることで予想以上なパワーアップがあった。良い試合になったと思います」と昨夜の試合を総括した。
10度目の防衛に成功
 続いて山中は「ポイント差は別にして、3ラウンドにああいう場面を作ってしまって、予想以上にヒヤッとさせてしまいましたし、相手の良さを引き出してしまったことが本当に悔しい。思ったことが出来なかったことは悔しい。まあ、これが実力なので仕方ないですね」と悔しさをにじませた。「3ラウンド目にダウンをもらいましたけど、1、2ラウンドでタイミングだけでしたけど、ダウンも奪いましたし、ある程度見切った感覚はあったんですけど、見えないパンチで2度のダウンを取られてしまいました。それ以降は、今までの経験も活きましたね。悪いところはわかりましたし、陣営もわかっているので修正できる自信もあるので練習再開から、ダラダラ入らずにしっかりとテーマを決めてやっていきたいと思います。良いところも悪いところも出た試合ですね」と前を向いた。10度目の防衛については「2桁に乗ったことは嬉しいですし、誇りに思います」と語った。今後については「統一戦がしたいですね。アウェイでも良いのでやりたいです。その辺は会長にお願いしようと思います」と目を輝かせて会見を終えた。
統一戦を目指す
 浜田代表は今後について「まあ、少し休んで、8月くらいに予定しています。相手については今後決めていきます」と8月に11度目の防衛戦を予定していると明かした。