[ニュース]2016.2.25
藤原、順調な仕上がり
出稽古で調整する藤原
4月2日(土)の「ダイナミックグローブ」で石本康隆(34=帝拳)が持つ日本Sバンタム級王座に挑戦する同級1位の藤原陽介(29=ドリーム)が都内のJBSPORTSジムでスパーリングを行い、好調な仕上がりを見せた。
鋭いジャブを見せた藤原
今回が王座初挑戦となる藤原は、日本フェザー級11位・山口卓也(28=JB SPORTS)との5ラウンドにわたるスパーリングを敢行。鋭く伸びるジャブから右ストレートを好打。山口を後退させる場面を作った。後半になると1階級上の山口が手数を増やし攻め立てたが、藤原も真っ向から打ち合いに応じ、スパーリングを終えた。
ここまできたらベルトを巻く!
久しぶりの出稽古だったという藤原は「他のジムでのスパーは緊張感があって疲れますね。通用したのはジャブくらいです」と謙遜したが、表情は充実感に満ち溢れていた。「本番まで1ヶ月と少しだが、手応えを感じている。やりますよ!」と一世一代の番狂わせを起こすと力強く宣言した。
ランカーになり初の試合となる山口
藤原の相手を務めた山口は「前回は11月に20ラウンドぐらいスパーリングしたのだが、その時よりも強くなっている。手数がすごくてしつこい」と藤原の成長に驚いていた。山口自身は3月18日(金)に前回対戦した荒谷龍人(28=KG大和)とのダイレクトリターンマッチになるが「そんなに嫌というわけではない。違う相手と戦う気持ちでしっかり勝ちます」と返り討ちを目指す。