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[ニュース]2016.2.18

井岡 本格始動

井岡一翔
 大阪市内の井岡ジムで18日、大晦日、宣言通りのKO勝利で昨年を締めたWBA世界フライ級王者の井岡一翔(26=井岡)が本格始動会見を開いた。井岡は「まだまだ満足はしていない。今年は(WBA統一王者のファン・フランシスコ)エストラーダ(メキシコ)か(WBC同級王者の)ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)とやれたらいいですね」と初めて実名を挙げて対戦希望を出した。
 この日はジムメイトの石田匠も姿を見せた。
今年はビックマッチ
 始動前に会見に臨んだ井岡は「大晦日の試合はあのラウンド(11ラウンド1分57秒TKO)で倒せたことも、ある意味、観客の皆さんや、テレビで観てくれていた人たちも良い意味で裏切れたと思うのでよかったと思いますね」と前戦を振り返った。
 今年の意気込みとして「エストラーダや、ローマンとビックマッチや統一戦ができたら良いですね」と初めて実名を挙げて対戦を希望した。
 珍しく実名を挙たことについては「それだけの自信がついたことと、この階級での最強を証明するには1番わかりやすいから」と決意を示した。
井岡一法会長
 続いて井岡一法会長は「一翔がエストラーダやローマンのことを話したようやけど、決めるのはマッチメーカーの俺やから」と言葉を濁したが、「相手もチャンピオンやからな、やってくれるというならこちらはやるよ」とビックマッチを示唆した。
 「今年は次に石田匠がチャンピオンカーニバルで勝ったら世界戦を考えている。試合内容とかは気にしない、勝ったら次は世界。一翔の試合を6月にズラしてでもダブルでやるよ」と石田のステップアップにゴーサインを出した。
石田匠
 4月17日にチャンピオンカーニバルとして同級1位の船井龍一(30=ワタナベ)を迎え、5度目の防衛を控える日本スーパーフライ級王者の石田は「会長にそう言ってもらったことは嬉しいです。でも、次に集中していきたい。世界へつながるのであればKOでも判定でも圧倒して勝ちます」と目を輝かせた。
今年は世界を獲る