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[試合後談話]2016.1.25

高橋「ジャブだけが収穫」

左:高橋 右:中川
 25日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックヤングファイト」のメインイベントはバンタム級8回戦、日本同級7位・高橋竜也(26=ヤマグチ土浦)対中川とん虎(31=角海老宝石)が行われた。試合はランキング復活に燃える中川が距離を詰め、ペースを握る形ではじまった。
今年初戦を飾った高橋
 序盤、中川がジリジリと距離を詰めワンツーをヒットして好スタートを切った。高橋は4ラウンド、右ストレートで膝を揺らし反撃に転じ勝負は中盤へ。丁寧にジャブを突きながらワンツーを放つ高橋に対し、中川は変わらず打撃戦を仕掛けた。6ラウンド、両者ともに右目上をカット。前に出てくる中川に距離を取りながらワンツーを決め、終盤は高橋が優勢に試合を進め、試合終了のゴングを聞いた。採点は1~8ポイント差で高橋を支持、軍配が上がった。
後半は良かったと高橋
 「序盤は正面からパンチを受けてしまったが、3ラウンドから肩の力をに抜いて戦うことができた。ジャブだけは良かったと思うが後続のパンチが続かなかったので今日の試合は40点です」とまずは反省の弁が口を突いた高橋。「いつも苦しい展開になったら打ち合ってしまう自分がいたので距離を取ったボクシングを心掛けた」という高橋は「また日本王座に挑戦したいし、チャンスがあれば東洋も挑戦したい」と意気込みを語った。