[海外ニュース]2016.1.5
テテが井上挑戦に名乗り
ゾラニ・テテ
前IBF世界スーパーフライ級王者のゾラニ・テテ(27=南ア)が、WBO同級王者の井上尚弥(22=大橋)への挑戦に名乗りを挙げている。陣営は「日本行きも問題ない」と意欲的だ。
ゾラニ・テテ
サウスポーのテテは14年7月の決定戦で帝里木下(千里馬神戸)に大差の判定勝ちを収めてIBF世界スーパーフライ級王座を獲得。15年3月にはポール・バトラー(英)をアッパーで8回TKO、初防衛を果たした。しかし、指名防衛戦の興行権が低額で落札されたことを受け、王座を返上した経緯がある。昨年末になって英国のフランク・ウォーレン・プロモーターと契約を交わし、2月13日には英国リバプールで試合が予定されている。テテはこの階級では175センチと群を抜く長身で、左構えから切れのあるパンチを放つ強打者だ。戦績は25戦22勝(18KO)3敗。
テテ陣営は井上への挑戦を視野に入れており、すでにムラ・テンギムフェネ・マネージャーは昨年末の井上対ワルリト・パレナス(比)戦もチェックした様子で、「ケガによる長期離脱後の試合としては(パレナスは)最適の相手だった」と話している。メキシコ、アルゼンチン、英国、日本と敵地での試合を経験してきたテテ陣営は、「これまでもそうだったように、(井上との)試合が決まるのであれば日本に行くことは問題ない」と加えている。ただし、井上は次戦で前王者のオマール・ナルバエス(亜)との再戦に応じる構えをみせており、テテ戦が実現するとしても夏以降ということになりそうだ。
テテ陣営は井上への挑戦を視野に入れており、すでにムラ・テンギムフェネ・マネージャーは昨年末の井上対ワルリト・パレナス(比)戦もチェックした様子で、「ケガによる長期離脱後の試合としては(パレナスは)最適の相手だった」と話している。メキシコ、アルゼンチン、英国、日本と敵地での試合を経験してきたテテ陣営は、「これまでもそうだったように、(井上との)試合が決まるのであれば日本に行くことは問題ない」と加えている。ただし、井上は次戦で前王者のオマール・ナルバエス(亜)との再戦に応じる構えをみせており、テテ戦が実現するとしても夏以降ということになりそうだ。