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[二夜明け会見]2016.1.2

田口、ツヨカワ卒業ならず

防衛に成功した内山と田口
 2度目の防衛をはたしたWBA世界Lフライ級王者の田口良一(29)が、先輩王者のWBA世界Sフェザー級スーパー王者の内山高志(36)とともに所属する都内のワタナベジムで2日、二夜明け会見を開いた。
よくやったと石原トレと渡辺会長
 試合10日前まで体調を崩し、前半は同級7位ルイス・デラローサ(コロンビア)にペースを渡したものの後半に盛り返し、9回終了時TKO勝ちで2度目の防衛に成功した田口。「風邪を引くなどプロとしてあってはならない。挑戦者の気持ちも足りなかった。悔しい、こんなことがないように生活面から見直したい」と反省したが、渡辺均会長、石原雄大トレーナーは「苦しいなかでもジャブで組み立てなおし、勝てたのは良い経験になった」と労い、内山も「点数的には30点だが、悪いなかでもあの動きができたのはよかった。頑張ったと思う」と評価した。
まだまだツヨカッコイイとは呼べない
その上で内山は、「準備段階からしっかりしないと。まだまだツヨカッコイイとは言えない」と付け加え、田口も「まだツヨカワでいいです」とあきらめ、"ツヨカワ"卒業は次回までお預けとなった。
自分へのご褒美はオーダーメイドのスーツ
 同階級はWBCに木村悠(帝拳)、IBFに八重樫東(大橋)と日本3選手が制し統一戦も期待されるが、オプションがひとつ残っているため、次戦は暫定王者のランディ・ペタコリン(比)か4位のアルベルト・ロセル(ペルー)が濃厚。渡辺会長は「ゆくゆくは統一戦で盛り上げたいが、まずは地道に防衛を重ねてほしい」と生え抜きの世界チャンピオンに期待した。
今年もよろしくお願いします!