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[試合後談話 ]2015.12.27

新年に向けての勝利

フィニッシュのダウンシーン
 27日、都内の新宿FACEで行われた『花形PRESENTS in新宿』のメインイベントでは、日本バンタム級4位の齊藤裕太(花形)が高林良幸(RK蒲田)に痛烈なテンカウントを聞かせて5回KO勝ち。試合後の控え室では、「年末に勝つか負けるか」で、翌年の意気込みに大きな明暗を分かれさせることを感じさせた。
花形会長(右)も満足そう
「来年はタイトルマッチをやります!」
 リング上からそう客席に宣言した齊藤は、控え室に帰っても晴れやかだ。
「サウスポーは得意じゃないけど、今回は相手の右が少ないのと、こっちの攻撃に反応しきれていないので、ある程度は安心しながら戦えた。フィニッシュの右はフック気味のストレート。トレーナーから低めを打てと言われて、打ったらちょうどアゴに当たった」(斎藤)
 来年については「タイトルマッチがもちろん目標。でも、その前に今年は敵地でもたくさん試合をしたので、そろそろ妻子に家族サービスをしたいです」と、ファイターから、やさしき父の表情に戻っていた。
反省で今年を終えた高林
 一方の高林は「伸びてないな」とまずはため息。
「練習してきたものが出せず、前回と変わっていなかった。最初のダウンはそんなにダメージはないと思ったが、完全に距離を忘れて焦って前に出てしまった」(高林)
 来年については「A級では経験不足。まず経験を補っていきたい」と大きな発言は出ずにインタビューを終えている。