[公開練習]2015.12.25
レベコ90秒の公開練習
ファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)
WBA世界フライ級王者の井岡一翔(26=井岡)に今年4月にベルトを奪われ、大晦日にリベンジのリングに上がる前チャンピオンのファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)が25日、大阪市内の井岡ジムで行われた公開練習に姿を見せた。しかし、体を動かしたのは、わずか90秒。警戒心からか、ウェイトコントロールのためか、憶測が飛び交う中、挑戦者陣営は記者からの質問にも無愛想に対応し、井岡陣営に手の内を見せることなく早々にジムを後にした。
100%の自信
練習前に会見に応じたレベコは「体調は万全だ。日本は3度目だし、異国での戦いに不安はない」と余裕のコメント。「今回はイオカのビデオをたくさん見て研究してきた。前回の判定(2-0)は納得いかないがアウェイでの戦いだし仕方ないと思っている。ただ、今回ははっきりした形で勝つ準備をしてきた100%の自信がある」と笑みを浮かべた。
チャーリー・ロドリゲストレーナー
レベコに同行しているチャーリー・ロドリゲストレーナー(46)は「準備はアルゼンチンで充分してきた。スパーリングの数?そんなものは言う必要がない。高度でのスパーリングを主にやった。全く問題ない。必ずベルトは奪いかえす」と早口でまくし立てた。
わずか90秒の公開練習
練習を始めたレベコだが、ロープを数秒飛ぶとシャドーを1分ほど行い上着を脱ぐことなく早々とリングを降り帰路に着いた。井岡ジムでの滞在時間は30分ほど。
井岡一法会長
わずか90秒の練習を見守った井岡一法会長は「自信がないんやろ。昨日もフィットネスジムでちょこっと体を動かした程度らしいしな」と語った。秘策があるのではとの記者からの問いに「秘策があったら楽しみやなあ。もうちょっと動いてくれてたらこちらも警戒できるけど、まあ、残念やな」と複雑な表情で語った。
レベコ陣営